はじめに
Apex Legendsは、2019年にリリースされたバトルロイヤルゲームで、瞬く間に人気を博しました。
しかし、ここ最近では「オワコン」という言葉がゲームコミュニティで囁かれるようになっています。
Apexは本当に人気が衰えているのでしょうか？この記事では、Apexのプレイヤー人口の現状や、その人気が減少しているとされる理由について詳しく分析します。
また、今後の展開についても予測し、Apexが今後も楽しめるゲームであるのかどうかを考察します。
Apexは私もシーズン11くらいまでかなり遊びました。
Apex Legendsの現状：2024年9月現在
Apex Legendsは、今までのFPSゲームにはない戦闘シーンとスピード感あるゲーム性から多くのユーザーから支持されてきました。
リリース直後は、TwitchやYouTubeでの視聴数も急増し、一時期はFortniteを超える人気を誇りました。
しかし、時間が経つにつれ、プレイヤー人口は徐々に減少し、「Apexはオワコン」と言われるようになってしまいました。
直近の統計データによれば、月間アクティブユーザー数はピーク時の半分以下にまで落ち込んでいると報告されています。
参考までに「Steam Charts」と呼ばれるSteamで提供されているゲームの人口推移を調べることができるサービスでApex Legendsの人口推移を確認してみましょう。
Apex Legendsの人口推移
Apexは2019年にリリースされましたがもともとOriginで提供されていたため、2020年からのデータになります。
常にチーターやバグの影響でオワコンとは言われていたものの、個人的にオワコンといった風潮が目立っていた時期はシーズン12頃からだったように思います。
Steam ChartsとApexの各シーズンの開催期間を照らし合わせて詳しく見ていきましょう。
もっと詳しく人口の推移を確認したいひとはこちらからご確認ください。
Apex Legendsの各シーズンの平均プレイヤー人口
シーズン6まではApex LegendsはOrigin版でしかリリースされていなかったためプレイヤー人口のデータは確認できていません。
また、これらの数値はSteam版のプレイヤー人口になるため、Origin版、CS版でプレイしているユーザーも加えるとより多くなります。
| シーズン | 開始 | 平均プレイヤー人口 |
|---|---|---|
| 0 | 2019年2月 | – |
| 1 | 2019年3月 | – |
| 2 | 2019年7月 | – |
| 3 | 2019年10月 | – |
| 4 | 2020年2月 | – |
| 5 | 2020年5月 | – |
| 6 | 2020年8月 | – |
| 7 | 2020年11月 | 75,000人 |
| 8 | 2021年2月 | 120,000人 |
| 9 | 2021年5月 | 160,000人 |
| 10 | 2021年8月 | 170,000人 |
| 11 | 2021年11月 | 135,000人 |
| 12 | 2022年2月 | 200,000人 |
| 13 | 2022年5月 | 195,000人 |
| 14 | 2022年8月 | 230,000人 |
| 15 | 2022年11月 | 170,000人 |
| 16 | 2023年2月 | 255,000人 |
| 17 | 2023年5月 | 225,000人 |
| 18 | 2023年8月 | 190,000人 |
| 19 | 2023年11月 | 165,000人 |
| 20 | 2024年2月 | 185,000人 |
| 21 | 2024年5月 | 165,000人 |
| 22（現在） | 2024年8月 | 120,000人 |
筆者の記憶ですとシーズン10くらいにはオワコンといったユーザーの声が更に大きくなっていたように思いますが、意外にもプレイヤー人口は伸び続けていましたね。
最もプレイ人口が多かったのは2023年2月
Apex Legends4周年イベントでは最も人口が多くプレイしており最大プレイヤー人口62万人、平均プレイヤー人口25万人もいたようです。
この期間中は下記のイベントがありました。
・アニバーサリーコレクションイベント
・スパレジェシャードの報酬
・限定モードとマップ変更
・バトルパスのアップデート など
この時期一部のApexプレイヤーは離れてしまっていましたが配信者やインフルエンサーが再びApex Legendsを触れることで戻ってくるプレイヤーも多かったようです。
2024年8月現在との比較
| 期間 | 最大プレイヤー人口 | 平均プレイヤー人口 |
|---|---|---|
| 2024年8月（現在） | 31万人 | 12万人 |
| 2023年2月 | 62万人 | 25万人 |
| 2022年8月 | 37万人 | 19万人 |
人口推移を見て分かる通り、現在のApex Legendsはピーク時と比べて半減している状況です。
ただ、オワコンと言われ始めた2年ほど前からそこまで人口は変わらず未だ根強い人気があることがわかりました。
チーター対策やキャラ調整、ランク制度の変更などでなにかと酷評を受けている開発元のRespawnですが、なんだかんだ言ってもApexに変わるゲームがないのも現状なのでしょう。
VALORANTとよく比較されるけどApexのスピード感や自由度は他では味わえない中毒性があるよね。
さらに2024年8月には多くのVtuberが集う人気イベント「Vtuber最協決定戦」がありましたが思っていたよりもプレイヤー人口は増えていないようですね。
イベントがあったのは数日前のためもしかしたらこれから更にプレイヤー人口は増えていくのかもしれません。
なぜ「オワコン」と言われるのか？
Apex Legendsが「オワコン」と言われる理由は大きく3つ影響しているでしょう。
個人的には配信者やインフルエンサーたちがApexをプレイしなくなったことが大きいと思っていますが、今回はそれを除いた問題をピックアップして詳しくみていきたいと思います。
バグやチーターの問題
おそらく過去にApex Legendsをプレイしていたユーザーで真っ先に思いつくのがこの問題でしょう。
Apex Legendsでは、バグやチーターの存在が長らく問題視されており、これがプレイヤーの不満を招いています。
特にランクマッチにおいては、チーターの存在がゲーム体験を大きく損なう要因となっており、一部のプレイヤーがゲームを離れる原因となっています。
ランクマッチシステムへの不満
シーズン19以降、ランクマッチの昇格戦が導入されましたが、その難易度が高すぎるという声が多く上がっています。
特にソロプレイヤーにとっては、ランクを上げることが非常に困難であり、このシステムの変更がプレイヤーの不満を引き起こしています。
それ以前もシーズン8に移行した段階ではマッチシステムが変わり以前よりもマスターへ到達することが容易になったりと過去に何度もこういった不満はプレイヤー感で問題視されていました。
バトルパスの仕様変更
バトルパスの購入がゲーム内コインではなく現実通貨のみで可能になるなどの仕様変更が行われたことにより、コミュニティからの不満が爆発しました。
この変更は、プレイヤーにとって経済的負担を増やすものであり、批判の対象となっています。
バトルロワイヤルという仕組み上、ゴースティングなどの影響から配信者がApex Legendsを扱いづらくなったことも要因としてあるかもしれません。
ユーザーからの評価・口コミ
XでApex Legendsのユーザーからの評価をまとめてみました。
良い評判・口コミ
Xで調べてみたところ面白いといった声が多く批判的な意見はあまり見かけませんでした。
特に昔遊んでいたユーザーが戻ってきて再度Apexにハマっているケースが多いようです。
悪い評判・口コミ
Apexに関する否定的な意見もちらほら見かけました。
特にマップに関する酷評、もしくはすでにApexから離れてしまったユーザーが多く一緒に遊べるフレンドがいないためつまらないといった意見を多く見かけました。
昔から新マップが出るタイミングでは一定数そういったユーザーはいましたが現状も同じようですね。
これはゲーム側の問題というのもありますが、利用ユーザーはそういうものなのかもしれませんね。
今後のApex Legendsはどうなる？
Apex Legendsの将来については、開発元であるRespawn Entertainmentの対応が鍵を握っています。
最近では、新しいキャラクターやマップの追加、シーズンごとのバランス調整が行われていますが、これがプレイヤー人口の回復につながるかはまだ未知数です。
Respawnはコミュニティのフィードバックを積極的に取り入れているものの、競合タイトルとの激しい競争に直面しており、これからの展開次第では再び人気を取り戻す可能性もあります。
他のバトルロイヤルゲームと比較しても、Apexはそのユニークな特徴を持っており、うまくそれを活かすことができれば、まだまだ未来は明るいと言えるでしょう。
Apex Legendsは本当にオワコンなのか？
Apex Legendsが「オワコン」であるかどうかは、プレイヤーの主観に大きく依存します。
例えば、現在も楽しんでいるプレイヤーにとっては、Apexは依然として魅力的なゲームです。
一方で、離れていったプレイヤーにとっては、ゲームに対する不満や飽きが「オワコン」と感じさせる要因となっています。
実際に、今回調査を行い思っていたよりも現在も多くのユーザーが遊んでおり、ユーザーからの声も好評が多かったのが印象的でした。
まとめ
Apex Legendsは、リリースから数年が経過した今、確かにプレイヤー人口の減少や評価の低下といった課題に直面しています。
しかし、「オワコン」と断定するには早すぎるかもしれません。
競合ゲームとの競争が激しい中で、Apexは独自の魅力を持ち続けていますし、Respawnの対応次第では再びプレイヤーを取り戻すことが可能です。
Apexが今後も楽しめるゲームであるのかどうか、この記事を通じて判断していただければ幸いです。
